2008/6/3 火曜日

大切だと思うことを実現するための手段としてのウェブ

半年が経過しようとしてるのでいまさらですが、2008年は国際サンゴ礁年だそうです。
大勢の人にサンゴ礁についての理解を深めてもらうための普及啓発活動や、多様な主体が連携したサンゴ礁保全活動が展開されています。

最近「みんなで沖縄の海にサンゴを植えよう」と題されたGooホームProjectのブログパーツをよく見かけるようになりました。気になったのでGooホームは全く使う気はないんですが、とりあえず登録してみることに。Gooホームの会員が30人登録されると1本のサンゴを沖縄の海に植えるそうです。しかも自分のニックネームの入ったプレートとともに実際に植えたサンゴの写真を撮ってくれるという粋なサービスも。

サンゴを植えているのはやはりアクアプラネットさんでした。アクアプラネットさんは、ボランティアのダイバーさんたちとともに、精力的にサンゴ礁の再生活動を行っているNPO法人です。タレントの田中律子さんが会長をされているので、けっこうメディアにも露出していますよね。(田中さんのブログ

30年前に比べると80%も減少してしまった沖縄近海のサンゴ礁を再生するための活動、はやり莫大に費用が掛かるだろう思います。実際にサンゴを植え付けるボランティアのダイバーさんも、タンク代や船のチャーター費用が自己負担のようです。そこでこの国際サンゴ礁年にのっかったGooとのタイアップ。世間への普及啓蒙活動を行える巨大なネット媒体、そしてNTTという巨大資本は、双方の活動においてとても良い影響を与えているだろうと感じます。

今日確認現在のこのProjectは数字で「2152本達成!」となっています。

ただこの数字、Gooホームの会員数ということで考えてみると半年間で64560人。意気込んで仕掛けたものとしての純増数とみるとちょっと物足りないような気も。

昨年スタート時には「10000本のサンゴを!」とのプレスリリースが出ていましたが、目標値と実施期間を見てみると、

<実施期間>
 実施時期:2007年11月28日~ 2008年3月31日(予定)
「gooホーム PROJECT」参加受付期間:2007年11月28日~2008年2月29日(予定)

完全に追いついていません。ちょっと心配。

けどこれだけ大きな社会的意義と目先の数字は単純に天秤にかけずに、長~い目で、せめて10000本の達成の日を見るまで、できることなら永続的に続けていただきたいProjectですね。

大切だと思うことを実現するための手段としてのウェブ、まだまだ難しいのでしょうか。趣旨も趣旨だけにそんなに簡単にいくわけはないんですが、まず一歩踏み出すことの大切さ、回りを巻き込んでいくことの重要性、その大変さと難しさ、改めて考えさせられる良い機会となりました。

最後までお読みいただきありがとうございます。国際サンゴ礁年への私の出来る活動といったら、何だろう…ということで、ちょっとだけ。
減少してしまった沖縄のサンゴ礁に、自分でも何か出来ることはないかとお考えの企業の方、個人の方、アクアプラネットさんの賛助会員になられてはいかがですか?
賛助会員入会案内
ubN}[Nɒlj
2008/5/30 金曜日

YouTubeにNHKチャンネル登場で何かが動く!?

ウェブマーケティング — admin @ 14:45:28

YouTube には、ユーザーの皆さん以外にも、多くのコンテンツホルダーがチャンネルを開設して、様々な動画を配信しています。

そしてNHKのチャンネル
も公開されることになりました。
すべての動画が高画質対応です。…
YouTubeの日本版公式ブログより

視聴者のTV離れが顕著な放送業界、今後の有り様はどんな風に変化していくのか、いろんな憶測がありますが、このYouTubeへのチャンネル登録は単純なことですけど、ちょっとびっくりしました。

このNHKチャンネルは今確認できるコンテンツとしては、6月6日~8日に放送する特別番組”Save the future“の宣伝が大きな目的のようです。TV番組の宣伝というと、結局は自局のCM枠使ったり、バラエティ番組などに出演者が出て番宣するのが主な方法なわけですが(もちろん予算があれば他媒体使ったりもありますけど)、それだとリーチが狭すぎてしまい、ある程度取り込み済みのユーザに伝えられるかどうか程度にしかならなかったり…。NHKがまずプライドをかなぐり捨てて、こういう手段をとってきたことは正直かなり好感を持ってしまいました。

私の感じた“好感”は何処からくるのかをもう少し噛み砕いてみますと、かみ合っていなかったものが、突然うまくとどいた感覚なんですよね。“ただ面白くて楽しめるもの”ばかりじゃなくて”本当に知らなければいけないこと”を真面目に伝えようとすることってNHKの本質だと思うんです。そういう気持ち、つまり「多くの人に見てもらうためには、どんな手段でも有効であればどんどん行っていく必要があるんだ!」と、制作側だけでなくプロモーション側も本気でやっている姿勢が感じられたという事、それが私が感じた”好感”かなぁと思います。ちゃんと国の行く末とか地球のこととか未来とか…そういう考えを皆が持たなくちゃ!っていう今の時代、そして今回のこの特番の目的を、宣伝手段からも感じてしまったような感じです。

ネット社会に戻って考えてみると、今はいろんな企業・個人が思うがままに映像も配信できてしまう時代ですが、それを多くの人に見てもらう手段も多様化していますよね。そうなってくると今度は視聴する側の人間が、あふれ返った情報の多さに困惑するわけですが、見る側にも便利な手段があって、面白いことだったり、自分の興味のつながりのようなアンテナを使って、収集する情報を制限したり、遮断できちゃう環境もあるわけです。

ただこの状況は自分たちの視野を狭めることと同じで、もっと言えば自分の殻に閉じこもってしまうことなんですが、意外とそれに気づかない。知らず知らずのうちに「余計な情報は知らない方が得」みたいな感情が芽生え、行き過ぎれば無関心な人間を生み出してしまうことにも繋がっているだろうなと思うわけです。

でもそういう情報ツールを操って情報を制限している人って、自分の興味以外の情報が突然現れると、逆にそれが面白く見えてくることもあったりするんじゃないかと今回思いました。カテゴリセグメントキーワードターゲティング、この辺はもう当たり前になってしまい、面白みを感じなくなった自分がいます。YouTubeにNHKの番宣…それに興奮する自分を俯瞰で見てみると、次はミスマッチインプレッションなんていう手法もありじゃないかなぁと思ったり…。

ミスマッチといってももちろん裏では緻密な計算は必要だと思います。関連製品を進められると腹が立つけど、「たまにはこういうものもいいんじゃない?」のような逆説的かつ想像もつかなかったような提案には反応してしまう、そういうことってありません?

ubN}[Nɒlj
2008/5/15 木曜日

映像制作ソフトLoiLoScope(ロイロスコープ)が凄い


Geekなぺーじ : ビデオ編集ソフトLoiLoScopeが斬新過ぎるをみて初めて知ったのですが、久しぶりにビデオ編集というか映像制作をしてみたいとさせる気になるソフトに遭遇しました。株式会社LoiLoさんのLoiLoScope(ロイロスコープ)です。ビデオ編集ソフトっていうと、まずその考え方を覚えるのが大変だし、アプリケーションの操作は複雑そうだし…ということで、すぐに投げ出したくなっちゃうのですが、これはかなり直感的。

まだ開発中?で発売時期も未定ですが、MSN Videoにおおよその操作の様子が掲載されてます。

Video: Non Rendering Movie Edit Software *LoiLoScope*with logo

なんかすごそうでしょ!?トムクルーズがマイノリティリポートで未来の映像をスキャニングしてるような印象ですよね。ちょっと見ただけで久しぶりにわくわくしてます。Motion Diveに初めて触ったときみたいな。

ハードウェアもあのころとは格段に変わってきて高速な映像処理が可能になっているはずなのに、こういう直感的に操作できる質の高い映像編集ソフトがなぜ出てこなかったのか考えてみると、やっぱり時代はHDに向いていってしまったから…というのもあるような気がしますね。確かにHighVisionなテレビが自宅に来てから、全くといっていいほどビデオを撮らなくなってしまいました。だって汚いんだもの映像が^^;かといってHD記録が出来る媒体がまだ浸透していない時点でHDcam買う気にもなれなかった。そんな理由もあってか今は写真しか撮らなくなっています、わたし…。

映像編集も友人の披露宴でもない限りしなくなっちゃいましたし、その素材ももちろんスチールカメラによるもの。昔は楽しかった映像編集も、最近は全く面白みを感じなくなってしまったというか…。

逆に使うようになったのは携帯でとったようなちゃっちぃ記録的映像。作品の完成度や映像の質とかにこだわるよりも、もっと身近で、つくられたものでないハプニングとか、そういうものを残すことに喜びを感じるようになってきてます。共有とかYoutubeとかにアップしたりと考えると、HDがどうのとか質がどうのとかって、実はもの全然たいしたことじゃない気がするんですよね。

LoiLoScopeはそいう何でもかんでもいいから映像素材をダーッと流し込んで、選別しながら編集していくというスタイル。それもレンダリングに悩まされることなく、サクサクと。業界的にはこの操作感覚の軽快さとか、UIの斬新さとかが凄く注目されているみたいです。もちろん私のこのワクワクの源はその斬新さ。

でもLioLoScopeはそれだけじゃなくて、つまり「すごい映像制作アプリを作るぞ!」じゃなくて、「自分たちが簡単に使えて楽しめるものであればいいんじゃない?」というような今の世代の人の映像との接し方に近いコンセプトで臨んでいるのではないかと思うわけです。

あまりにも技術よりに傾いていないから、こういう凄く面白そうなものが出来たのではないか、というか。ゲーム業界の方々がやると、こんなにもワクワクするものが出来るのか!と素直に思います。そういう脳がホントにうらやましい。使うターゲットが見えてるのはもちろんですが、多くの人に使ってもらうことで何かもっと楽しいことが出来そう…ということまでを長~く考えてる気もしてきてます。

その可能性にワクワクさせられるんじゃないかと。

「超高速な動画処理エンジンを開発しました」もいいんですが、利用者視点で「ポチ、ポチ、ピューで、ムービー完成!直感操作で動画の楽しみを共有しよう!」みたいなベタベタなコピーもいいんじゃないかしら。

とにもかくにも衝撃的な映像編集ソフトLoiLoScope、すご~く期待してます。
もう何年もちゃんと使ってないminiDVも、もう一回現役復帰させようかなぁ。バッテリはどうしようもないくらい劣化してるだろうけど…。

LoiLoScopeの概要説明ページへ

ubN}[Nɒlj

燃費をログ付けfuelfrog


百式さんの記事Twitterを使って入力できる燃費管理サービス『FuelFrog』をみて、fuelfrogを試してみました。fuelfrogは非常にシンプルなサービスで、ガソリン燃費をログ付けするとマイレージヒストリーが表示されるだけのもの。なんていうこともないサービスだと思うのですが、現在の世相と、わざわざこのサイトを訪れなくともTwitterから入力を行えるという手軽さから、意外と面白いんじゃないかと思います。こういう考え方を元に日本の自動車事情に沿ったサービスが出てくることを期待する意味で書いてみたいと思います。

↓メイン画面はシンプルな入力で過去1ヶ月のマイレージグラフが出てくる画面ですが、

入力項目はいたってシンプル

  • Miles Since Last Fillup (ガソリン満タンにしたときのマイル数)
  • Price per Gallon (ガソリン1ガロンでの値段)
  • Gallons (給油量)
  • Date of Fillup (入れた日付)

です。

マイルやガロンを日本的にキロメートルやリッターにわざわざ計算しなおして入れるのも面倒なので、単位は見なかったことにして、キロ数、リッターいくら、でいれちゃってます^^;

入力するとグラフで推移が出てきたり、トータルでの燃費効率が出てきたりするのですが、全くシンプルすぎて、これが何のためになるのか、この時点ではわかりませんね。「燃費帳つけたければエクセルでやったほうがよっぽどいいじゃん」という声が聞こえてきそうです。

↓セッティングページを開きますと、2つだけ設定項目があります。

一つ目はTwitterとの連携で入力できるという項目。モバツイなんかと連携すれば、ガソリン入れたその場で入力できるので、後でレシート見ながら入れる、何て面倒なことをしなくて済みそうです。( @fuelfrog マイル 値段 給油量 のルールでエントリーするだけ)
もう一点が、車種を選べるという点。fuelfrogを利用するユーザが増えれば増えるだけ、サンプルデータは増えるわけですから、信用できないメーカー発表の燃費でなくて、実際の消費活動者による車種別燃費比較が出てきたり、ランキングが出てきたりするんだろうなぁと思います。こういうのってすごく意味あるし、欲しいデータだと思います。このあたりにみんなで情報を持ち合って出来上がるサービスの面白みというか、可能性が感じられます。

現世相を見ますと、我々消費者ももちろんですけど、行政も、もちろん自動車メーカーもシビアに見つめてる問題なはずですから、こういうウェブサービスへの働きかけってそっち側の人たちがどんどんすべきだろうなって思うのですが、どうなのでしょうか?特に環境省とか…。HondaとかTOYOTAとかってもうすでになんかやってそうな気がしますけどね。車載燃料の急激な変化(給油)を読み取って、そのタイミングで自動的にデータを消費者情報集約センターに飛ばしてたり。走行距離、日数、タコ変動、下手すりゃGPSロケーションデータなんかも…。(いい意味でですが)

カーエレの動きってずいぶん前から注目されてますけど、利便性とか、富裕層の消費促進を意識したものばっかりが取りざたされているような気がするんですが、それだけじゃなくて、一般的な消費者を巻き込んだウェブサービスになって表に出てきたまともなものって、意外とないような気がします。環境・・・という問題ですから、もちろん新車だけじゃなくて中古車市場を含めて、という意味も含んでます。今の様なガソリン価格急騰の時代、カタログスペックから読み取ることの難しい、車の生涯データ、消費生活内でのリアルなデータの提示・開示ってすごく重要な気がしますし、消費者だってその情報を提供する覚悟も準備も結構出来ていると思うのです。今回のfuelfrogはTwitter使ってますが、ガジェット使ったり、ブログパーツで実現したりってすごく簡単でしょ?fuelfrogってそういう簡単に踏み出せる一歩を教えてくれているような気がします。

ubN}[Nɒlj
2008/3/18 火曜日

超簡単にミュージックビデオ作成 ANIMOTO

animoto01.jpg
Youtubeへのエクスポートが加わって、A N I M O T Oがかなり盛り上がっている模様なのでちょっとやってみました。
このANIMOTO、なにをするサイトかといいますと、

  1. 自分の好きな写真を選んでアップロードして
  2. サイトで提供されてる音楽を選ぶかアップロードして
  3. タイトルなどをつけてファイナライズ

という超カンタンな3stepで、カッコいいPV風のビデオがつくれちゃいます。
1animoto02.jpg2animoto03.jpg3animoto04.jpg

仲間内のイベントなんかの写真を使ってちょっと楽しむには、手軽なのでいいかも知れません。Life with Photo Cinemaというアプリケーションが楽しくて一時期はまりましたけど、写真と音楽選んでポチッ、だけでビデオができるのは、かなり似てる感じがしました。ただLifeのほうは日常の写真をドラマチックシネマチックに…の様な感じだったのですが、ANIMOTOはすごく音楽よりで、ビートにあわせてエフェクトをキメてくれます。
こんな感じ↓
(かわいい柴犬が昨日我が家に遊びに来てくれたので)

作成するには一応ユーザ登録が必要ですが、無料で30秒までのショートムービーが作成できます。Full版は、1ムービー$3もしくはAll-accessパスが年間$30。作成したビデオはYoutubeへのエクスポートも、ブログへのポストも、MP4 (H.264)でのダウンロードも可能。抜かりがありませんね。

それで、「ん、これ肝かも?」と思うのはサイト側で用意されている楽曲。さまざまなジャンル(Classical, Electronica, Hip Hop, Indie Rock, Jazz, Latin, songwriter)にかなりのアーティストとかなりの曲数。もちろん超メジャーな人がいるわけ無いんですが、楽曲提供側アーティストにも多くのメリットがありそうですものね。いろんな人がいろんな写真でPVをつくって宣伝してくれるようなものですし。もちろん気に入ったら買っちゃうし、おそらくFull版で使われた楽曲にはインセンティブあるだろうし。完全なプロモーションツールです。(だからこんなに音楽とモーションエフェクトの連携にこだわってるのか!)

実はわたし昔から曲って映像だよなって考えているところがありまして、人がどういう映像(写真)にどういう曲をつけるのかってすごく興味があります。場のシチュエーションに合った音楽を選んだりするのってすごく当たり前だと思いますけど、音楽だけ聞いていても何かしらの映像を思い浮かべてたりすることが多いし、知人の普段の振る舞いとかにもそれっぽい音とかアーティストとかが連想されたり。

分かりづらいこと言ってるような気もしますけど、ここに曲を提供しているアーティストの人たちって相当に面白いんじゃないかなぁと感じます。
「その写真に俺の曲使うか~!?」とか、
「いいねぇ…やっぱそのシーン、この曲だろぅ?」とか…。

で、そこから思うのは、“使われやすい曲ってどんなか”、“ANIMOTOで扱われやすい(ユーザがUPする写真)シーンってどんなか”って視点で考えると、ANIMOTOからのヒット曲生まれてくるのかもしれませんね。

ubN}[Nɒlj