Google Analyticsアクセス解析基礎講座2-メニューを理解しよう

Google Analyticsアクセス解析基礎講座第2回目の今回は、よ~く言われるんですが

  • 「メニューが解りにくくないですか?」
  • 「どこで何が見られるのか解らないんですけどぉ…」
  • 「とにかく見方が解らないんですが…」

などなどを踏まえまして、個々のメニュー、特に基本となるメニュー項目について解説していこうと思います。

前回(第1回目)は最も基本的な用語の解説をしていますので、よろしければそちらもご覧下さい。

基本メニューを理解しよう

Google Analyticsの基本メニューは、上の画像の様になっています。

一番上のマイレポートは、Analyticsページを開いた際、最初に出てくるダッシュボード的なページです。ここにはいろいろな解析ページへのショートカットをつくり、自分なりのページを作ることが出来ます。ただ今回の解説していく内容とは若干異なるので説明はこの辺にしておきます。またインテリジェンス(Beta版:正式なサービスでなく、試験的に公開している)やe-コマースがありますが、これもちょっと毛色が違うので、次回以降の話としようと思います。

今回はアクセス解析の基本メニュー、ユーザー、トラフィック、コンテンツ、目標の4項目に絞ってお話ししていくこととします。なぜこの順番になっているのか、それぞれのメニューではどんなことを扱うのか、おおざっぱにでも把握できると随分と見やすくなると思いますよ。

基本的なアクセスデータと訪問者の情報を知る項目:ユーザー

ユーザーではあなたのサイトへの訪問に関する基本データと、訪問者に関するデータがまとまっているメニュー項目です。

例えば

  • どのくらいの人がサイトに来ているの?
  • どのくらいの数のページが見られてるの?
  • 何度も見に来ている人はどのくらいいるの?
  • 一度見に来たらどのくらいの時間サイトを閲覧回遊しているものなの?
  • 一度見に来たらどのくらいのページ数を見て行っているの?
  • 見られているのはどの曜日が多いの?
  • どんな地域の人がサイトに来ているの?
  • 見に来ている人の閲覧環境はどんな感じなの?
  • 見ているブラウザってどんな種類なの?
  • iPadやiPhoneで見てる人ってどのくらいいるの?

等々…訪問者の傾向や環境について調べることが出来る項目だと理解しておくと、多少解りやすくなると思います。

ユーザーの訪問経路を知る項目:トラフィック

トラフィックを直訳すると通信回線を行き交うデータの“交通量”のことです。私はこのメニュー項目は素直に“アクセス”であるとか、もっと解りやすく“訪問経路”などと認識した方が、皆さんにとっては解りやすいんじゃないかと思います。

  • どういう経路でサイトに来てるの?
  • どこのサイトからのリンクをたどってきているの?
  • どの検索エンジンから来てるの?
  • どんなキーワードで訪問してくるの?
  • どんなキーワードで来たときに、売上げや問い合わせにつながっているの?

などを知ることが出来るほか、メルマガやキャンペーン施策を打ったときの効果はどの程度の反応なのか(※1)や、GoogleのPPC広告サービスAdwordsと連動して、出稿した広告の効果を知る(※2)こともできます。

※1:URL生成ツールを使ったり、リンクにタグを設定するなどして、メルマガに記載したリンクなどを経由したアクセスを判別することが出来ます。
※2:AdwordsとAnalyticsのアカウントリンクの設定を行う必要があります。Google Analytics アカウントを AdWords アカウントにリンクするが参考になります。

ユーザーさん達が、あなたのサイトへどのようにしてアクセスしてきたかを扱う項目だと理解しておくと解りやすいかと思います。

サイト内容とユーザーの行動の関連性を発見する:コンテンツ

ユーザーがどういう傾向の人がいて、どういう経路で訪問してきて…ではその来てくれたお客さんが、サイト上でどんなところに興味を示していったのかを知ることが出来るのがコンテンツです。
例えば、

  • 人気のあるページはどれなの?
  • 入り口になっているページってどのページが多いの?
  • どのページで見終わって、帰っちゃうの?

などを知ることができます。

リアルな店舗を思い浮かべてみて下さい。もしあなたが店長さんだったら、来ていただいたお客様に「何をお求めですか?」と聞いてみたり、声を掛けないまでも手に取ったり試着したり、あるいはポップを読み込んでいる…そんなお客様の行動が目に入りますよね。ウェブ上ではお客様の行動が目に見えないので、Google Analyticsの取ってくれるログによってある程度その行動を把握し、お店…つまりサイトの改善につなげていこうと考えるわけです。

ということでコンテンツは、来てくれたユーザーさんの行動からサイトの中身(コンテンツやナビゲーション)の改善点やそれを発見するヒント、を見つけられる項目だと考えると、多少解りやすくなると思います。

サイトゴールへの行動について知る:目標(コンバージョン)

聞き慣れない言葉なので「コンバージョン?なんのこっちゃ…」とお考えの方もいらっしゃると思います。そもそも単語の意味としては変換・転換ですが、ここでは、あなたのサイトの目標(例えば商品購入、お問い合わせや資料請求、会員申込み、長時間にわたるサイト閲覧など)への行動を行った=単なる訪問者から顧客に転換した、という意味で理解すると良いかと思います。

  • 計測期間中にどのくらいのコンバージョンが発生したか?
  • 総セッションの中で、どの程度が顧客転換しているのか?
  • 顧客化した人は、サイト内でどのようなページをたどって最終目標のページにたどり着いたのか?
  • 目標到達を金額換算してみると日ごとの効果はどのくらいなのか?
  • 顧客化直前までいってるのに、最終目標まで行かない率ってどのくらい?

などを知ることができます。

あなたのサイトにたくさんの人を集客して、サイトの中身を充実させて、ではそうした施策がどう結果に結びついているのか?を知ることの出来る項目だと覚えておくと良いかも知れませんね。

今回のまとめ

今回は4つの基礎メニュー項目についてお話ししてきました。何となくメニューの構造と役割がおわかりいただけたんじゃないでしょうか?
メニューの意味が分かってくると、サイトについて知りたいこと調べたいことが出てきたとき、「このことなら、この辺から探ると解るんじゃないか!?」みたいになってくるはずです。

例えば
「あれ?先月より随分セッション数が増えたけど、何かしたっけ?」
という疑問が浮かんだとしたら、

  1. 流入経路を調べれば解るかも、じゃぁまずトラフィックを見てみるか!
  2. 検索エンジンベースでのアクセスが増えてるっぽいな
  3. どんなキーワードで増えたんだろう?
  4. あ、これか、ようやく世間にも浸透して来たっぽいな!
  5. あ、でもせっかく来てるのに、直帰率高いな…
  6. で、このキーワードでの入り口になってるページってどれよ?
  7. な~るほど、確かにコンテンツに説得力ないな…
  8. このページのコンテンツを充実させたり、次の提案ページへの誘導を考えよう!
  9. こないだやった施策、結果どうかな?
  10. ページの直帰率下がって、サイト全体でもPV上がった!コンバージョン数も増えたよ!やっぱPDCAって重要だよね~♪

こんな流れが出来てくれば、最高ですね。

さて今回メニューについての理解を深めていただきましたが、実際にサイト運用改善のPDCAサイクルを回す体制をつくるにあたり、きちんと目標設定をしないとせっかくのGoogle Analyticsの機能が十分に発揮できません。

例えば「売上げに貢献しているページってどれ?」とか、「このキーワードで来たお客さんはたくさんはいないけど目標に到達しやすいのね!」とか、知りたいですよね。それにはまず目標と目標値を設定しないといけません。

ただサイトの目的によっては

  • うちは物販サイトじゃないんだけどさ、どう設定すればいいの?
  • コーポレートサイトなんだけど、問い合わせに金額設定しろっていったって、どうすりゃいいの?

などなど、困ってしまう方も多いかも知れませんね。

というわけで次回はその目標・目標値の設定、というより考え方について書いてみようと思います。